Pingüineras Seno Otway
オトウェイ湾のペンギン営巣地
| Location 場所 |
Magallanes, Repúlica de Chile チリ共和国マゼラン州 |
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オトウェイ湾ペンギン保護区(Proteccion de la Pinguinera Seno Otway)は，南米パタゴニア地方で最も大きい都市プンタアレーナスから車で１時間半ほどのところにあるマゼランペンギンの営巣地．１１月から２月の繁殖期には，約3,000羽のマゼランペンギンが集まる．マゼランペンギンは，フンボルトペンギン属に属し，パタゴニア地方に広く繁殖している．オトウェイ湾以上の規模の繁殖地もいくつかあるが，交通の便がよいのは，この場所．プンタアレーナスの近くでは，マゼラン海峡のマグダレナ島にも営巣地があり，こちらの方がもっと大規模だそうだ．
私が訪れた１２月末は，子育ても，中盤から後半に差し掛かり，巣から大きく成長した雛が顔を出し，せっせと海へエサを取りに行く親鳥の姿が見られた．マゼランペンギンは同じ巣を繰り返し使って繁殖するため，海と巣との間には，ペンギンが通る道ができており，ひょこひょこと歩いている姿が可愛らしい．途中段差があったりすると，高所恐怖症なのか，なかなか，飛び込めない姿がちょっと面白い．たしか，ペンギンも鳥類だったはず．．．営巣地内のトレイルは，巣を迂回するようにつけられており，ペンギンの道と交差するところは，邪魔にならないように立体交差が設けられている．また，海岸は，多くのペンギンが集まるため，近づけないようになっていた．海にエサを採りに行くペンギンは，海岸近くの観察小屋に開けられた，隙間を通して観察する．
ニャンドゥ
トレイルは，普通に歩いて，１時間程度．通常ツアーは，１時間の滞在時間なので，写真を撮りながらだと，時間が足りない．写真をじっくり撮りたいなら，タクシー等を利用するのも一考．私は，１回目のツアーの次の日，プエルトナタレス行きのバスの待ち時間がかなりあったので，タクシーを利用して，もう一度訪れた．ペンギンコロニーの近くでは，パタゴニア特有のニャンドゥというダチョウに似た鳥が見られた．(2006-12-30〜31訪問)
References
- 地球の歩き方 アルゼンチン チリ パラグアイ ウルグアイ ダイヤモンド社
- Backpackers' Latin America Patagonia Footprint Books