Canyon de Chelly National Monument
キャニオンデシェイ国定公園

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Canyon de Chelly / キャニオンデシェイ
Location of Canyon de Chelly National Monument / キャニオンデシェイ国定公園の場所
Location
場所
Arizona, United States
アメリカ合衆国アリゾナ州
Established
設立
1931-04-01
Area
広さ
339.29 km2 (2004)

緑あふれる谷キャニオンデシェイは,ネイティブアメリカン ナバホ族の居留区の中にある.国定公園であるにもかかわらず,人々は土地を手放さず,谷底で農業を営んでいる.キャニオンデシェイは,グランドキャニオンの奥深くまで刻まれた荒々しい大峡谷とは雰囲気が異なる.谷底には,木々や草が生い茂り,畑には作物が植わり,家畜が放牧され,のどかな人々の生活を感じることができる.

訪れた5月は雪解けで,川の水量が増し,一番緑が豊かな季節である.今年は,異常気象らしく,アリゾナ州は砂漠にもかかわらず,雨が多い.キャニオンデシェイを訪れた時も,晴れたかと思えば,にわか雨があったりで,変わりやすい天気だった.

サンダーバードロッジの半日ツアーの出発時刻までの2時間弱を利用して,サウスリムをざっとドライブした.グランドキャニオンほど距離はないので,何とか往復できた.谷底を眺めると,オフロードが走り,両脇に柵がある.その中は,放牧場や畑となっている.詳しく見ると,民家もある.谷底の迫力で言えばグランドキャニオンの方がすごいが,緑と赤茶けた岩のコントラストも素敵である.サウスリムの終点のスパイダーロックは,谷の分岐点にあり,そこから独立した尖塔状の岩である.高さは244mもある.展望台から眼下に聳え立つ様子を眺められる.

サンダーバードロッジのツアーは,荷台を改造した6輪駆動のトラックで,谷底を観光する.道があるところもあるが,半分近くは川底を走る.激しく揺られながら,ざぶざぶと走るので,スリル満点.とても写真どころではない.

キャニオンデシェイの谷底は,ナバホ族の居留区であり,ガイドなしでは立ち入ることは出来ない.しかし,谷底は,ネイティブアメリカンが先祖代々住んできた土地であり,その痕跡が至る所にある.ツアーでは,ネイティブアメリカンの祖先の住居跡や壁画を間近で見ることができる.年代毎に描かれている壁画が異なり,大変興味深かった.

ツアーの復路は,土砂降りに見舞われた.雷が不気味に響き渡り,驚いた.ツアートラックには,ドイツ軍払い下げ(?)の重厚なポンチョが積まれていたので,それを借りて,雨を防いだ.ツアーが終了し,サンダーバードロッジに戻った頃には再び晴れてきた.急いで,スパイダーロックの夕暮れを見に行った.先程は,曇りで陰影がそれほどついていなかったが,今度のスパイダーロックは,オレンジ色に輝き,長い影を落としていた.岩の足元には,小さく見える木々が影を大きく伸ばし,美しさを引き立てている.まさに,絵葉書のような景色だった.

キャニオンデシェイは,まさにネイティブアメリカンの居留区の中にある.類まれな文化とその歴史と遺跡で,観光地化されているが,貧富の格差が大きいのも事実である.酔っ払いや物乞いに出会うこともある.ビジターセンターでも警告していたが,車上荒しには十分注意する必要がある.

リム沿いの各ビューポイントでは,ネイティブアメリカンのアーティストが自作したお土産を売られている.繊細な筆遣いは一見の価値があり,同じモンゴロイドとして親近感を覚える.

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